こどものとも0.1.2. こぶたちゃん どうしたの?


こどものとも0.1.2. 2022年12月号

こぶたちゃん どうしたの?

飯野和好 さく



赤ちゃんが大好きなこと


大好きなことをしているこぶたちゃんの表情に引き込まれます。泥んこに向かう時は意欲満々。泥んこの中ではうれしそう、楽しそう。滑って驚き、木の根にぶつかって泣き、お母さんに慰められて安心し、喜んでいます。

それぞれの場面のこぶたちゃんの顔を見てください。どこかにご自分のお子さんの表情と共通するものがあるはずです。だってこぶたちゃんは、こどもですから。作者の飯野さんがこどもの頃、お家でぶたを飼っていました。その時のこぶたたちがモデルです。


大好きなことをしているお子さんをどうぞよく見てください。『こぶたちゃん どうしたの?』のこぶたちゃんと似ていませんか? 目指しているものに向けられた瞳には、熱が込もっています。意欲満々なのが瞳に表れています。うれしい時の口元はどうなっていますか? はあはあと息をするのももどかしくて、よだれが出ているかもしれません。手はどうなっていますか? 対象となるものを掴んだり、なでたり、つまんだりと忙しそうです。足はどうなっていますか? バタバタと行きつ戻りつしています。これが大好きなことをしている時のこどもの様子です。こぶたちゃんと比べてみてください。


読み方アイデア

最後のページの「いたいの いたいの とんでいけーっ」はこどもと一緒にいると使う場面が必ずあります。そんな時この絵本を開いて、「こぶたちゃんと同じね」と言って、このせりふを唱えてください。



202212育児支援手引き
.pdf
Download PDF • 69KB

 

藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。