こどものとも0.1.2. たいこ どん


こどものとも0.1.2. 2021年4月号

たいこ どん

きくちちき さく



ゆかい たのしい たいこ どん!


赤ちゃんを膝に抱いて『たいこ どん』を読んでいると、ページが進むごとに「どん どん」と調子が出てきます。それが赤ちゃんに伝わって、繰り返し読むうちに笑いも出て、一緒に楽しんでいるのがわかります。2、3回読むと赤ちゃんは表紙のてんとう虫を見つけて指を指します。赤いもの、小さいものに視線が向けられるのですね。どこを見ているのかよく観察してみてください。赤ちゃんなりに理解して見ているのです。


作者のきくちちきさんは北海道生まれ。こどものとも0.1.2.は『でんしゃ くるかな』に続いて2作目です。息子さんが2歳くらいのとき、ラップの芯で椅子を叩いていたバチ捌きが見事で、一緒に叩いて気持ちが通じた経験が絵本の描かれています。


読み方アイデア

〈保育者の方へ〉慣らし保育の初日から、保護者に赤ちゃんを抱っこしてもらって、担任が絵本を読んであげましょう。慣らし保育が終わったあとも、一緒に楽しんだ絵本は赤ちゃんに安心を与えます。週末に絵本をお家で読んでもらう前に、担任が読んであげている写真を掲示しましょう。保護者はそれを見て読む意欲が高まります。


〈保護者の方へ〉膝に抱いて無理強いせず、繰り返し読んでいるうちに赤ちゃんは絵本を読んでもらうのが大好きになります。焦らず続けてください。大好きな人に、優しい声で語りかけられる時間は最高に幸せです。そして赤ちゃんが聞いてくれるとすごくうれしいです。4月から毎月、絵本がつくる赤ちゃんとの時間を楽しんでください。


202104育児支援手引き
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藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。むかわ町にて保育の仕事を6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。北翔大学短期大学部非常勤講師。札幌国際大学非常勤講師。

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